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課題責任者ご挨拶

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文部科学省「フラッグシップ2020」(通称:ポスト「京」)が開始されています。このプロジェクトは世界最速クラスのポスト「京」コンピュータを開発し、これを用いて我が国が直面する9つの社会的、科学的に重要な課題に対し計算科学の立場から課題の解決に貢献しようとするものです。
この中で、私どもが提案した「エネルギーの高効率な創出、変換・貯蔵,利用の新規基盤技術の開発」は重点課題5として採択され、現在ポスト「京」に向けたアプリケーション開発と、課題に対する先行的成果の創出に向けて、参加者一同、日夜邁進しているところであります。

重点課題5では、以下に示すような太陽光エネルギー、電気エネルギー、化学エネルギーにおける技術課題の解決に中心的な役割を担う複雑で複合的な分子・物質過程に対し、主として量子化学計算、分子動力学計算、第一原理計算に基づいた電子、原子、分子レベルでのシミュレーション技術を構築し、実験研究者、産業界と連携して、高効率、低コスト、また環境に優しく持続可能なエネルギー新規基盤技術の確立を目指しています。

同時に、これまで計算機資源の不足により制限されていた孤立系や部分系における単一現象の科学から脱却し、現実系である界面、不均一性を有する電子、分子の複合現象を統合的に捉え得る新しい学術的視点を確立し、科学的なブレークスルーを達成していく所存です。
このため、本プロジェクトでは、基盤アプリケーション4本をはじめとして、合わせて9本のアプリケーションを開発し、これらをベースに6本のシミュレータを開発して行きます。

本課題は、計算科学者が単独で研究を進めるのではなく、実験研究者、企業研究者、また計算機科学者等と密接な連携を取りながら、また他の大型国家プロジェクトや、大型実験施設等とも手を携えながら共同で課題の解決をめざすというユニークな実施体制を組織しております。この意味でも、本プロジェクトの成功に向けて、皆様方には熱いご支援を賜りますよう、切にお願い申し上げます。

自然科学研究機構分子科学研究所/名古屋大学
課題責任者:岡崎 進

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